もう30年近くも前のこと。
その頃トルコに住んでいた友人とエーゲ海でのクルージング。
静かな入り江で停泊したとき、偶然にも月蝕があった。
月が隠れてしまうと真っ暗になって、空には満天の星。
水面をかき混ぜると夜光虫がサワサワ、キラキラして幻想的だった。
こうやって文字にしてみると、なんてゴージャス、私ってセレブ?ってな感じだけれども。
実際は月蝕だなんて知らなくて、一緒にいたトルコ人は月が雲に隠れただけだと言い張って、それよりラク(トルコのお酒)が残り少ないがどうしよう、船中を探し回ったら船底からラクのボトルが1本見つかって大喜び、神様ありがとう、アラーの神は偉大なり、と、それぞれの神様にお礼を言って、飲んで騒いで丘に戻れば新聞にでかでかと月蝕のニュース。
この前の月蝕のとき、そんな出来事をふと思い出した。
月蝕の写真なんて撮ってないよね~、なんて思って探してみたけれども、やっぱりなかった。
っていうか、フィルムカメラの頃って、写真を撮る場面が今と全く違うんだよね。


鯛が釣れて(私が釣ったわけじゃないけど)、あ~、醤油とワサビを日本から持ってくれば良かった~、と騒いだ記憶はあるのだけれども、どうやって食べたんだっけ?























