夫が仕事でサウジアラビアに行っている。
サウジアラビアか・・・。
あんまりよく知らないその国の遠い記憶。
30代の頃、小さな貿易会社に勤めていた。
扱う輸出品もこまごまとしたものばかりで、その中のひとつに鼻毛トリマーというものがあった。
主に男子が使う簡単便利、値段も手ごろな商品で、韓国や台湾をはじめアジア圏ではよく売れていた。
新規開拓、よその国にもオファしてみましょう、と社長と話合い、その頃はネットやメールもなかったから、カタログに手紙をつけて、あちらこちらの国の貿易会社へ郵送した。
結果はあまり芳しくなく商売にはいたらなかったのだが、ある日サウジアラビアの会社から手紙が届いた。
社長は「おっ! 注文ちゃうか~?」と嬉々として手紙を開封。
しかし、それには・・・。
体毛や毛髪はアラーの神から与えられた尊いものであり、そんなに簡単に切ったり剃ったりしてはならない、このようなものを売りこむというのはどういうことなのか? というような趣旨の文言がレターヘッド3枚に渡り書かれていた。
「これ・・・、説教ですね・・・、私たち、怒られてますよね・・・」
手間暇どころか、わざわざ安くはない郵便代をかけて、地球の向こう側から送られてきたその手紙。
私にとってのサウジアラビアはそのときの印象のままなのであった。

この前、友人と飲みに行った店でいただいた生ハム、うますぎる~!
サウジアラビアでは豚肉はご法度、カップヌードルの持ち込みさえも禁止なのだそう、厳しい~。
夫、何を食べてるんだろうなぁ?
鼻毛も髭もぼうぼうで帰って来るのかなぁ?














































